# 水害・雹害車両
2005.09.05 Monday
毎年繰り返される自然被害はいつ自分に降りかかるとも分からないとても怖いものがあります。また 時期がやって来ました。
オークションに「雹害車」や「水没車」が出て来始めました。雹(ひょう)は急激に発達した積乱雲から降り注ぐ大粒の氷で、時には家屋をも破壊する力があります。猛暑で激しい夕立が多発し、雹がたくさん降りました。
雹が当たると屋根やボンネットなどにへこみを作ります。オークションでは恐らく新車プールで被災したと思われる新古車が続々と出てきました。
北関東は雷で有名ですが、雹にも悩まされるのです。
さてオークションなどで注意すべきなのは、遠く離れた地域で水没した車を買ってしまわないことです。地域を変遷させ、シートを替えてルームクリーニングを施すと、素人には見分けがつきません。中には水没車と知って安く買い、そうと知らせずに販売する悪徳な販売店も存在します。
そうしたケースに出くわさないためには、買う側もある程度の知識と注意力が必要です。そこで水没車の見分け方を簡単に説明します。
まず分かりやすいのは中に乗ってみての臭いです。水没するとシートや内装が泥水を含み悪臭を放ちます。ルームクリーニングである程度抑えられますが鼻の利く人ならわかると思います。
なんとなく泥臭い・植物臭い・・・
次にシートベルトを引き出してみましょう。水に浸かったところに水位の跡が残っていることがあります。またボンネットを開けてみると、フェンダー内に水位の跡や泥が残ることもあります。さらに運転席の足下にはペダルのブラケット金具があります。ここはメッキされないことが多く、錆びていれば冠水の可能性があります。そしてトランクを開け、奧まで見ます。泥の形跡・工具類が錆びた形跡・水が入ったと思われます。但しこの場合、単なる雨漏りによることもあり、トランク内だけで判断せずによく全体を観察しましょう。
冠水車は悪臭を残すばかりでなく、配線などを痛めて電気系統に大きなダメージを与えます。エンジンがかからなくなったりする可能性もあり、中古車を選ぶ際には十分注意しましょう。まず大切なのは、買う側から「これは事故車ですか?」「水害車ですか?」と積極的に聞くことです。後で事故車と判明しても、「お客さんが質問しないから言わなかった」などと言い訳、トラブルになりかねません。
日本は東西南北に広くて四季もハッキリした国です。その地方ならではの情緒に恵まれているとはいえ、車にとっては過酷な国でもあります。今年はまだ台風シーズンを残しています。
充分に気を付けて愛車とのお付き合いお願いします。
オークションに「雹害車」や「水没車」が出て来始めました。雹(ひょう)は急激に発達した積乱雲から降り注ぐ大粒の氷で、時には家屋をも破壊する力があります。猛暑で激しい夕立が多発し、雹がたくさん降りました。
雹が当たると屋根やボンネットなどにへこみを作ります。オークションでは恐らく新車プールで被災したと思われる新古車が続々と出てきました。
北関東は雷で有名ですが、雹にも悩まされるのです。
さてオークションなどで注意すべきなのは、遠く離れた地域で水没した車を買ってしまわないことです。地域を変遷させ、シートを替えてルームクリーニングを施すと、素人には見分けがつきません。中には水没車と知って安く買い、そうと知らせずに販売する悪徳な販売店も存在します。
そうしたケースに出くわさないためには、買う側もある程度の知識と注意力が必要です。そこで水没車の見分け方を簡単に説明します。
まず分かりやすいのは中に乗ってみての臭いです。水没するとシートや内装が泥水を含み悪臭を放ちます。ルームクリーニングである程度抑えられますが鼻の利く人ならわかると思います。
なんとなく泥臭い・植物臭い・・・
次にシートベルトを引き出してみましょう。水に浸かったところに水位の跡が残っていることがあります。またボンネットを開けてみると、フェンダー内に水位の跡や泥が残ることもあります。さらに運転席の足下にはペダルのブラケット金具があります。ここはメッキされないことが多く、錆びていれば冠水の可能性があります。そしてトランクを開け、奧まで見ます。泥の形跡・工具類が錆びた形跡・水が入ったと思われます。但しこの場合、単なる雨漏りによることもあり、トランク内だけで判断せずによく全体を観察しましょう。
冠水車は悪臭を残すばかりでなく、配線などを痛めて電気系統に大きなダメージを与えます。エンジンがかからなくなったりする可能性もあり、中古車を選ぶ際には十分注意しましょう。まず大切なのは、買う側から「これは事故車ですか?」「水害車ですか?」と積極的に聞くことです。後で事故車と判明しても、「お客さんが質問しないから言わなかった」などと言い訳、トラブルになりかねません。
日本は東西南北に広くて四季もハッキリした国です。その地方ならではの情緒に恵まれているとはいえ、車にとっては過酷な国でもあります。今年はまだ台風シーズンを残しています。
充分に気を付けて愛車とのお付き合いお願いします。